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光の道  推理

探索のきっかけの一つ

測量隊は寡黙でかつ記録を文字で残さない

古代測量技術研究倶楽部の測量師が推理する「光の道」

神社から海まで続く参道の真ん中に、一直線に延びる夕日が年に2回(2月・10月の数日間で毎年変わります)だけ夕日が沈む。
もちろん普段の日でも夕日は見えますが、一直線になるのはこの数日間だけ。この光景が近年SNS等で話題になり、多くの人が訪れるようになりました。

年に2回、目前に広がる宮地浜の海に落ち行く夕陽は、鳥居や参道の先に真っ直ぐ沈み、神社と海岸、そして相之島が一直線で結ばれます。

出典20151008 | 宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)

https://youtu.be/4t9BFPOANQE

JAL先得「旅の出会い」篇

 

古代測量師の解釈

一直線に延びる夕日が年に2回(2月・10月の数日間で毎年変わります)は、日の出日の入りマップでは、2月、10月の19日前後数日となる。

※宮地嶽神社位置と10月の日の入りライン

※相嶋に日の入りラインを引く

※宮地嶽神社から両子山に日の出ラインを観る

※宮地嶽神社と相島ライン

宮地嶽神社は古墳がある。宮地嶽奥の宮古墳

宮地嶽神社ご由緒

ご創建は、約1700年前。当社のご祭神「息長足比売命」別名「神功皇后」は第14代仲哀天皇の后で応神天皇の母君にあたられます。 古事記、日本書紀等では渡韓の折、この地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨みて祭壇を設け、天神地祇(てんしんちぎ)を祀り「天命をほう奉じてかの地に渡らん。希くば開運を垂れ給え」と祈願され船出したとあります。その後、神功皇后のご功績をたたえ主祭神として奉斎し、随従の勝村・勝頼大神を併せ、「宮地嶽三柱大神(みやじだけみはしらおおかみ)」としてお祀りしました。 以来、宮地嶽三柱大神のご加護のもとで事に当たれば、どのような願いもかなうとして「何事にも打ち勝つ開運の神」として多くの方に信仰されるようになりました。 当社は、全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮です。

 

相島は剣神社と相島積石塚群(墳墓)がある。神功皇后が渡韓(征韓)の折、宮地嶽山頂より眺めた方角でもある。また宮地山頂からでも相島、両子山との関係はほぼ同様となる。

 

日の出方向にある両子山は、大分県国東市にある国東半島の最高峰である。標高720.6m。 山麓には六郷満山の寺院群が点在し、頂上付近には総本山ともいえる両子寺がある。

古来国東半島は独自の山岳信仰が盛んで、奈良時代から平安時代にかけて神道や仏教の影響を受け変化した経緯があります。このことを六郷満山文化と呼びます。

すなわち、山伏やマタギの文化でもあったことを忘れてはならない。

 

夕日にばかりが目立つが、実はこのスポットは大分県の両子山から朝日が昇り、平戸の二神島に沈むと云ったらどうだい!吃驚ものだろう。もともとはそのように定礎した地点が宮地嶽奥の宮古墳(というより集落跡)なのだと。

この場所は北側に宮地山を背負い、南は温かい平坦地が開けて居住空間としては最高の場所だ。単なる墳墓の地ではなく、多分神功皇后がこの地を訪れる以前からあった集落であったと思料。

 

では何故、光の道は9月20日前後と2月19日前後としているのか。本来なら二至二分に合わせるのが分かり易いと思われるが、そこはそれで古代人の定めた理由があるのでしょう。この地を定礎するに当たり、即ち寄る辺を、頼みとして身を寄せるところを決定するには太陽の位置から割り出すといかにも理屈が付くというものだ。

この地は雨水、霜降の季節に先祖発祥の地である両子山から日が昇り、相島の墳墓に陽が沈む。相島の先は平戸の二神島であり何とも神々しいことよ。

ということから、

二十四節気の二つ、即ち雨水と霜降の角度に合わせたと思われる。

 

雨水(うすい)は、二十四節気の第2。正月中(通常旧暦1月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が330のときで2月19日ごろ[1]ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/6年(約60.87日)後で2月20日ごろ。太陽黄経360°は春分で30°の角度差

霜降(そうこう)は、二十四節気の第18。九月中(通常旧暦9月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が210のときで10月23日24日ごろ。ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から10/12(約304.37日)後で10月22日ごろ。太陽黄経180°は秋分でこれも30°の角度差

 

角度30°は古代人が好んで使った角度であり、全国至る所にこの角度を用いて建造物を定礎した痕跡がある。日置一族の測量隊と山伏とマタギの先祖が全国を測量しまくったと推察しているが、根拠はまるで五里霧中であります。

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