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陰の測量師 日置一族 理工学部測天量地科

  • 標葉石介
  • 2017年3月4日
  • 読了時間: 1分

日置一族は古代、テクノクラートとして国中に配置された。その技術の一つに測量があった。当時、地図を作製したり城柵や神社の位置を決定する技術は国家機密であり、秘儀中の秘儀であった。従って木簡にも紙にも記憶されない、子々孫々の口伝として伝へられた。人工知能が紙を媒体しない頭脳であるかのようにだ。

例えば何もないただ広いばかりの原始の原野に、われらは後方交会法で大切な構築物の位置を決定する。太陽暦にしたがったり、不動の山々や峰々を1等三角点にして、山立ての手法に則り己の立ち位置を明確にする。

まず太陽の道はそうして国家形成の基準線となった。

それは北緯34度32分の春秋分の太陽の光の道だ。

 
 
 
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